四柱推命基礎講座③~Snow Manを例に~
第一回目では基本的な知識。
第二回目では、日干を使って分かる元の性格・性質について書いてきました。
今回は命式全体を見て、分析する段階に入っていきましょう。
私は命式を下記のようなステップで見ています。
1.それぞれの要素を五行に色分けする
↓
2.日干の力量を把握する
↓
3.五行のバランスを分析する
四柱推命には様々な流派があるので、これから紹介する方法が必ず正解、というわけではありませんが、自己流で勉強してしっくり来る見方がこの方法でした。
今回の記事では、命式を五行に色分けするやり方を紹介していきます。
命式を五行に色分けしてみよう
①天干
まずは天干を色分してみましょう。
向井康二くんの命式を例に出してみます。
第1回目の記事で、十干の紹介をしましたね。
向井くんの命式にある天干は、下記の図のどれに当たるでしょうか。
日干は戊なので「陽の土」、月柱の庚は「陽の金」、年柱の甲は「陽の木」ですね。
命式を見てすぐに、五行がわかるように色を付けてみます。
※本来の五行の色は上の図の通りなのですが、金が白、水が黒という部分が分かりにくいので、金を黄色、水を青、土を茶色で色分けしています。
色分けした命式を見ればすぐに、天干が土、金、木で並んでいるということが分かりますね。
②地支
地支は、一つの中に複数の五行を含んでいるという話をしました。その中でも、メインとなる五行がありまして、それがこの図になります。
これに陰陽の情報を追加すると次のようになります。
子:水 陽
丑:土 陰
寅:木 陽
卯:木 陰
辰:土 陽
巳:火 陰
午:火 陽
未:土 陰
申:金 陽
酉:金 陰
戌:土 陽
亥:水 陰
※方角で五行を覚えてしまえば、陰陽は交互に来るということがわかりますね。
これを基に向井くんの命式を見てみましょう。
日柱の寅は木、月柱の午は火、年柱の戌は土の地支となります。
色分けするとこうなります。
ビジュアルでわかりやすくなったように思いませんか?
今の段階ではとりあえず、水が無いな~とか感じてもらえたらと思います。
練習問題
上記を踏まえて、練習問題いきます。
次の命式を色分けしてみてください。
※Snow Manのメンバーの中の命式です。最後に正解発表しますw
どどん(←効果音w)、色分けするとこうなりますね。
うぉー、圧巻の水の多さ。
私が今まで見た命式の中で最も偏っているかもしれません。
(外格というのにあたるんでしょうかね?時柱がわからないので何ともいえませんが…)
で、この偏った命式は誰かというと
阿部 亮平 くん
でしたー。
※いやはやすごい命式ですな。そのうち、練習がてらSnow Manそれぞれの命式を読み解く企画もやろうと思っているのでお楽しみに。
まとめと次回予告
五行のおさらい+命式の色分けをしていきました。
次回は、色分けした命式を使い日干の力量を出していきます。