四柱推命基礎講座①~Snow Manを例に~
四柱推命の基本的な知識を説明します。
せっかくなので、最近ハマっているSnow Manを絡めていくので、
占いにあまり興味のない方もぜひ読んでいただけたら嬉しいです。
重なり部分の四柱推命好き×Snow Man好きの人が増えればな~と♡
※ただし、第一回目(本記事)は基礎の基礎の部分なので、あまりSnow Manさんの出番がありません。二回目以降がっつり使っていこうかと思っております。
四柱推命とは
まず、四柱推命とはいったい何なのか?ということを説明します。
占いの中の一つで、命占と呼ばれる生年月日を基にしたものとなります。
下記のような表を用いて、性質や運勢等を分析していきます。
ラウールの生年月日をお借りしました。
※2003年生まれって、若いなぁ!
右から年柱・月柱・日柱・時柱という四つの列がありますね。
四つの柱を用いた占いなので四柱推命と呼ぶのですね。
この表のことを「命式」と呼びます。
文字が八つあることから「八字」と呼ぶこともあります。
年柱は生まれた年、月柱は生まれた月、日柱は生まれた日、時柱は生まれた時刻から割り出します。例に出したラウールは生まれた時刻が不明なため、空欄となっています。
時柱に関しては、無くてもよいという意見もあれば、三つの柱だけで占うのは邪道だという意見もあります。個人的な見解に関してはそのうち語っていきますが、邪道ということにするとSnowMan×四柱推命というが企画が成り立たなくなってしまうのでwとりあえずこのまま進めます。
で、この命式をどう見ればよいのか?ということですね。
一見すると意味不明な文字の並びに見えると思いますが、一つ一つに意味があるのです。
命式の上段を天干(てんかん)、命式の下段を地支(ちし)と呼びます。
天干には、十干という10種類の文字、地支には、十二支という12種類の文字が出てきます。
画像を見てお気付きかと思いますが、干と支で干支(えと)となりますね。
干支というと、「子、丑、寅…」というものをイメージするかと思いますが、実はこれは「地支」のことです。干支は、十干と十二支を組み合わせたもので、六十を周期とする暦のことになります。六十干支(ろくじっかんし)とも呼びます。
六十歳のことを「還暦」と呼ぶのは、干支を一回りしたからなんですね。
十干と十二支の説明に入る前に、四柱推命を理解する上で欠かせない陰陽五行に関して説明していきますね。
陰陽五行
陰陽説とは、万物は陰陽から成り立っている、という説です。
陰陽は相対的なものなので、どちらか片方だけでは成立しえないとされています。
次のような図は、皆様見た覚えがあるかと思います。
陰陽の例を挙げると、女性が陰・男性が陽、身体が陰・精神が陽などになります。
五行説とは、万物は木・火・土・金・水の五つの要素から成り立っているという説です。また、この五つは相互に作用しあいます。
下の図を見てください。
外側の矢印を相生(そうじょう)と言い、エネルギーを与えて強める関係となります。
木は火を生じ、火は土を生じ、土は金を生じ、金は水を生じ、水は木を生じます。
内側の矢印を相剋(そうこく)と言い、傷つけて弱める関係となります。
木は土を剋し、火は金を剋し、土は水を剋し、金は木を剋し、水は火を剋します。
この図は四柱推命を理解する上で非常に重要になりますので、しっかり叩き込んでくださいね。
十干
先ほどの陰陽説と五行説を組み合わせると、十の要素ができます。
木の陰陽、火の陰陽、土の陰陽、金の陰陽、水の陰陽ですね。
これを十干と言います。
十干の名前と象徴される物質を挙げていきます。
陽 → 甲(きのえ):樹木、大木
陰 → 乙(きのと):草花
陽 → 丙(ひのえ):太陽
陰 → 丁(ひのと):灯、炎
陽 → 戊(つちのえ):山岳
陰 → 己(つちのと):田畑
陽 → 庚(かのえ):鉄
陰 → 辛(かのと):宝石
陽 → 壬(みずのえ):海、河
陰 → 癸(みずのと):雨
ざっくりと「大きい、固い」のが陽で、「小さい、柔らかい」のが陰という特性で覚えていただければと思います。
ここで先ほどのラウールの命式を見てみましょう。
年柱が水の陰の癸(みずのと)、月柱が土の陽の戊(つちのえ)、日柱が金の陰の辛(かのと)ということがわかりますね。
十二支
十二支は詳しく説明しようとすると、めちゃくちゃ複雑になってしまうので、ここではざっくり2点だけ覚えてください。
1.十二支は方角や季節を表す。
この図を見てください。
子を北とし時計回りに並べると、それぞれの方角を表すことができます。
また、北を冬とすると、東は春、南は夏、西は秋と季節の移り変わりが分かりますね。
子=北、冬、寒い
午=南、夏、暑い
のように、漢字を見てイメージできるようにしましょう。
2.五行の要素を含んでいて、十干を支える役割をする。
先程十二支が表す季節を紹介しましたが、季節によって強まる要素や弱まる要素があります。
春に木が強くなり、夏に火が強くなり、秋に金が強くなり、冬に水が強くなります。
それを表した図がこちらになります。
子・亥に地支があると天干の水(壬・癸)が強まり、寅・卯があると木(甲・乙)が強まり、巳・午があると火&土(丙・丁・戊・己)が強まり、申・酉があると金(庚・辛)が強まる、ということになりますね。
※土がなぜ巳午で強まるかについてはまたの機会に
黄色く塗ってある場所は「土用」と言い季節の変わり目を表します。
このとき注意してほしいのは、土用の地支=土の五行を強める、というわけではないことです。
土用の地支は、五行のうちの複数の要素を持っていると考えています。
十二支が複雑な理由の一つに、蔵干というのがあります。
十二支は十干の要素を含んでいる、ということなのですが、
一つの支が十干のうちの複数の要素を含んでいて、何が強くでるかは季節や命式に依るという部分です。
今後このあたりは詳しく説明していきますが、とりあえず今は十二支=五行の要素を含んでいる、と覚えておいてください。
まとめと次回予告
今回は、四柱推命の基本である陰陽五行、十干、十二支に関して説明していきました。
次回はようやくSnow Manの命式の出番となります。
それぞれのメンバーの基本的な性質(ポケモンで例えると何タイプかどうか?みたいなこと)を見ていく予定ので楽しみにしていてくださいね!