四柱推命基礎講座②~Snow Manを例に~
四柱推命基礎講座の第二回目となります。
前回は、使用する漢字がそれぞれどういう意味を持つのかを、四柱推命の基本となる考え方の陰陽五行を使って紹介しました。
前回の記事はこちら。
今回から、実際に命式をどのように見れば良いのか?という部分に入っていきたいと思います。
Snow Manを例に、とタイトルに使っておきながら第一回はほぼ出番がなかったのですが、ようやく使っていけるので嬉しいです。
命式の作成について
前置き的な話になるのですが、これまで命式をどのように出すのかということに触れていませんでしたね。とりあえず、命式を一発で出せる便利なサイトがいくつかあるので紹介しておきます。
主にこちらを使用させてもらっています。時間が不明でも三柱で出るので便利。
こちらは知識がそこそこある方向け。
蔵干の出し方を選択できるので、それぞれのパターンを調べてみるのも面白いです。
また、先に紹介したマニアック四柱推命だと節入り日*1がわからないので、誕生日が3日~8日あたりの人はこちらの精密版を使ったほうが良いかもしれない。
便利なサイトを紹介しましたが、勉強のために、一度は自力で命式を作るのが良いと思います。生年月日から、年干支・月干支・日干支を探して組み立てれば良いのでそこまで難しい作業でもないです。
表をにらめっこして手を動かして…としていくうちに、自然と知識が身についていくと思います!
命式で最初に見るポイントとは?
ようやく本編に入っていきます。
復習がてら、ラウールの命式をもう一度載せますね。
使われている要素は分かったけど、どこを見ればよいのか?と思いますよね。
命式を見たとき、最初にみるのは日柱の天干です。
日柱にある天干なので、日干(にっかん)と言います。
ここは自分自身の性質を表している場所となり、大まかな性質がわかるだけでなく命式を見ていく上での基準・とっかかりになります。
ポケモンに例えると、ピカチュウは電気タイプとか、ゼニガメは水タイプとか、そういうタイプの部分が日干でわかるということになります。
ラウールは「辛」タイプ、ということになりますね。
Snow Manは何タイプ?
ここで、Snow Manが何タイプ?ということを見ていきましょう。
日干には「甲・乙・丙・丁・戊・己・壬・癸」の十干が入るのですが、
分かりやすくするために、ここでは下記のように表現してみます。
甲 = 大樹タイプ
乙 = 草花タイプ
丙 = 太陽タイプ
丁 = 炎タイプ
戊 = 山岳タイプ
己 = 田畑タイプ
庚 = 刀タイプ
辛 = 宝石タイプ
壬 = 海タイプ
癸 = 雨タイプ
そして、Snow Manの日干を見てタイプを出したところ以下のようになりました。
渡辺翔太・宮館涼太 = 草花タイプ
岩本照・向井康二 = 山岳タイプ
目黒蓮 = 田畑タイプ
深澤辰哉・ラウール = 宝石タイプ
んん、これだけでもなかなか面白くないですか!?
ゆり組・あべさくという人気コンビがそれぞれ同じタイプ同士。
五行の図で関係性を表すと以下のようになります。
日干が火のメンバーはいませんが、割とバランスの取れているメンバー構成なのではないでしょうか?
※余談ですが、実はジャニーズメンバー全体的に見ても日干が火、ここで言う太陽タイプと炎タイプは少なめなんですよね。今度このあたりも記事にしていこうと思います。
十タイプそれぞれの特徴
では、この十タイプはそれぞれどのような特徴があるのでしょうか?
キーワードで挙げていきますね。
甲(きのえ)=大樹タイプの特徴
木は上に向かってまっすぐ成長する、このことから向上心が高いと言われる。
正直さ、真面目さも表す。
自分自身を守りながら伸びていく=マイペースという特徴もある。
成長するのに時間がかかることから大器晩成ともいえる。
乙(きのと)=草花タイプの特徴
穏やかで大人しい性質。マイペースな社交家(人は人、自分は自分)
つるのように巻き付いてのびる性質から、執着心を表すこともある。
柔らかい印象だが内面は辛抱強い。
丙(ひのえ)=太陽タイプの特徴
明るくおおらかでのびのびとした性質。
エネルギーが強く、華やかで目立つ印象がある。
太陽は一つであることから、意外と孤独であるとも言われる。
丁(ひのと)=炎タイプの特徴
ユラユラ揺れる炎から、ナイーブで揺れやすい心を表すとされる。
直観が強く働き、芸術性にも優れている。
内に秘める情熱があり、ユニークな感性を持つ。
戊(つちのえ)=山岳タイプの特徴
大きくて固い土=落ち着いていて存在感があるが、頑固で腰の重い面も。
サービス精神旺盛で、面倒見が良い。
人が集まるように自分を整えると吉。
己(つちのと)=田畑タイプの特徴
田んぼや畑のような柔らかく湿った土を表すため、「育む」ことがキーワード。
コツコツと努力するのが得意。控えめで愛情深い。
人から認められたいという欲求が強い。
庚(かのえ)=刀タイプの特徴
固く大きな金属で、製鉄・加工することで初めて有用になることから波乱万丈、苦労が必要な干と言われる。
スピーディーで白黒はっきり付けようとする。
気性は激しいものの、後を引かず割り切り上手なタイプである。
辛(かのと)=宝石タイプの特徴
宝石も磨かれて光ることから、庚と同様に切磋琢磨する必要がある。
繊細で神経質な性質。色白で線が細い人が多い。
デリケートながらも負けず嫌いで、高貴な雰囲気がある。
壬(みずのえ)=海タイプの特徴
海や河川は決まった形をもたない=柔軟で常識に囚われない性質。
好奇心が旺盛で、思い描くスケールも大きい。
周りに流されやすい、怠惰な面もある。
癸(みずのと)=雨タイプの特徴
もの静かでクールな印象だが、雨が恵を与えるように献身的で慈悲深い性質。
雨はどんな姿にも形を変えることから、順応性が高く人に合わせるのが得意とも言われる。心配性で世間体を気にする面もある。
上記を踏まえてSnow Manを再考察
ここまで読んでどうでしょうか?Snow Manメンバーの性質にしっくり来ましたか?
私的にはそれぞれ合っているように思います。
それぞれの「ぽい」所
・草花タイプ:渡辺・宮館
→ 積極的に前には出てこないが、立ち位置を確立しているところ。
・山岳タイプ:岩本・向井
→ 岩本くんはリーダーだし、向井くんは新メンバーの中心にいるような印象で、真ん中でどっしりそびえる山岳っぽい。
・田畑タイプ:目黒
→ 地味な存在だったらしいが、Snow Manに抜擢され着々と成功の道へ進んでいる所。
・宝石タイプ:深澤・ラウール
→ ゲームに熱くなる負けず嫌いさ。
・海タイプ:佐久間・阿部
→ 興味のあることを深める好奇心。
とまぁこんな印象でなかなか面白いな~と思いますね。
まとめ
十干の性質について、Snow Manメンバーを例に出しながら見ていきました。
次回からは、命式全体を見て分析する段階に入っていきます。
私が勉強した中で、こういう順番で見たらわかりやすいかも!と思った見方を紹介します。お楽しみに!
*1:節入り日:月の運気が切り替わるポイントのこと。節入り日前後で月柱に出てくる干支が異なる