映画製作にパワハラメソッドが蔓延っていたりするの?
最近の映画界隈のスキャンダルで、関連して思い出したことがあったので書いておきます。
今話題になっている人とは全く関係ありません。
ただの独り言です。
数年前、映画学校に通っている知人(以後A)から卒業制作への出演を頼まれた。
頼まれたというより、外堀を埋められ出演せざるを得ない状況になった。
まぁそれは自分にも落ち度があるからしょうがない。
ただ自分から望んだわけではないにも関わらず、報酬はないどころか罵倒されたり散々な扱いだった。
稽古も撮影も、怒鳴られたり一歩間違えれば大ケガに繋がるようなことをさせられたり。
詳細を記録していなかったので、具体的な例を書けないのがもどかしいのだけど、尋常じゃない怒り方だったよ。鬼みたいに顔を真っ赤にして。
飲み会の最中に一人だけ呼び出されて、今から勝手に稽古を始められたこともあったなぁ。当然何も用意してないし意味わからん…って状態なのに怒鳴られるし。
幸い性加害が無かったのが救いですが。
…ですが、私は別に苦労自慢をしたいわけじゃないの。
昨今のスキャンダル関連で色々考えていたら、二点思いついた?思い当たる?ことがあって。
一つ目は、わざと役者を病ませてそれを撮るっていう手法が存在していたりするんじゃないか、ということ。
演出家って割と怒鳴っているイメージ。
私は演者側だったので、できない自分が悪い…って思って、自分の芝居がどうなったら良くなるか以上のことは考えられなかったけど、もしわざと怒鳴って演者を追い込むという手法があるのだとしたら、と考えるとぞっとする。
調べたわけじゃないので、私の考え過ぎかもしれない。
ただ、撮影中にAがちらりと話していたことでおぞましいものがあって。
「同期は雪の中に役者を裸にさせて撮影したみたいだから、こんな撮影ぬるい方よ笑」
と談笑していた。
つまり映画学校の仲間内では、役者への扱いがひどいのは別に驚くことじゃないてこと。
パワハラメソッドとか存在してたりするんですかね?
知ってる人いたら教えてください。
あと、以前この記事にちらりと書いたけど
園子温監督の「夢の中へ」を見ていると、この辛かった映画撮影のことを思い出してしまうからしんどいんだけど、園監督は結構役者を激詰めするという記事を読んだ。
映画を見て感じたしんどさはあながち間違いじゃなかったのかもなーなんて。
園監督の作品はいくつか好きなものもあるから、なんとも言えない気持ちだけど。
二つ目は、見て見ぬふりをしていた個人的なこと…。
Aとの映画撮影はやたら怒鳴られたし、映画自体も私が怯えたり脅されたりするシーンが多いものだった。
また、Aは他の共演者やスタッフと比べて私にだけ当たりが強いように感じた。
当時はできていない私がだめだから頑張らないと、って思った。
もちろん私がダメだった部分もあると思う、でも、
よくよく考えると、共演者やスタッフの中で私が唯一の女性だった。
強く言える相手にだけ、言ってない?とちょっと思った。
で、すごく気持ち悪いんだけど、
怯える女性を見て興奮する、みたいな性癖があったりもするのかも?という考えがよぎってしまった。
すごく怒鳴られた稽古の帰り、Aが別の男性とこんな話をするのが聞こえた。
「あー、そろそろ泣くかと思ったのに泣かないなー」って。
ひどすぎると思ったよ…。
ってかなんでこんなこと言われてたのに、私逃げなかったんだろう。
日常的に怒鳴られていたりすると、精神状態が普通じゃなくなるっていうことなんだろうな。
あと、第三者から見るとやっぱりAが気持ち悪いというか、私のことを狙ってるとかなの?ていう風には見えたみたいです。
当事者だとなかなか気づきにくい、微妙なセクハラ交じりのパワハラって。
ただの吐き出しなのでまとまりない感じになってしまったけど、スッキリ。